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僕はこの時代に、もう絶滅危惧種と言われてもおかしくないレベルのバイク馬鹿ですが、僕の影響でバイクという乗り物に興味を持った友人がおり、晴れてこの度、めでたくバイクデビューすることになりました。




僕自身、このことは非常に喜ばしいことであり、彼自身にもっとバイクの素晴らしさを知ってほしい、そしてゆくゆくはバイクの世界観を広めてほしいと思う次第ですが、バイクという乗り物は4輪と比べて多少リスキーな乗りものであることもこれまた事実。実際に「友人・知人がバイク事故で死んだ」といった声も、残念ながらこれまで何度か耳にしてきました。





バイクで事故を起こしたとき、一番心に深い傷を負うのはライダーではなく、実は家族だったりします。



「あんたがバイクなんて危ないものに乗っていたから・・・」



「もしクルマだったら・・・(こんなことにはならなかった)」




これはどうしようもないことなのです。バイクで事故を起こしてしまうと、どうしてもこうなってしまうのです。ここが4輪と全く違うところで、2輪ライダーは常にこの事を意識してハンドルを握らねばなりません。




私はバイクの世界観が大好きですし、これからも微力ながらバイクの魅力・素晴らしさを伝えていきたいと思っています。ただ、バイクを勧める以上、そこには責任が発生します。バイクは楽しいよ、走ってるだけなのにスゲ~気持ちいいんだ、だけでは説明不足であって、きちんとバイクは危ないものであることを理解してもらって、その上で友人にはバイクに跨ってもらいたいと思っているのです。あくまでその先は自己責任の世界ですけれど。





まぁ前置きが長くなってしまいましたが(これは僕のブログではお約束)、僕は決してバイクで友人を失いたくはないので、バイクに乗る心構えを箇条書きにしてみました。納車前にこれらの「お約束」を彼の頭に強く叩きこんでやります。せっかくなので、これから初めてバイクに乗る人たちにも読んでほしくて、ブログにも載せることにしました。
みんな、バイクに乗ろうよ!やっぱりバイクはサイコーなのです。
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①「まずバイクに乗ることができる環境に自分がいることに感謝する」

まわりには「危ない」という周囲の反対によって「バイクに乗りたくても乗れない」人たちがたくさんいます。まずは自分がバイクという乗り物に乗ることを周りが認めてくれたことに対し感謝せねばなりません。そして、バイクで事故で起こすという行為は、そういった周りの人たちの思いを裏切る・踏みにじる行為であることを強く認識せねばなりません。ちなみに僕はバイクに乗ったら必ず家族全員の顔を思い浮かべるようにしています。
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②「バイクはスマートに乗るもの」

飛ばすことだけがバイクの楽しみではありません。ワインディングを攻めることの楽しさを私は否定はしませんが、決して奨励される行為ではありません。バイクはあくまで「スマートに乗りこなしてこそ」、一流のライダーです。事故を起こさないのが、真のライダーなのです。
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③「スムースな操作(バイクに無理をさせない)」


バイクのライディングとは、すなわちバイクとの対話です。バイクの運転がうまい人は総じて操作がスムースです。アクセルを開けるべき時に開け、ブレーキをかけるべきときにかけ、バンクさせるべきときにきちんとバンクさせています。バイクとの対話がうまくいっているとき、人はマシンとシンクロし、一体となるのです。まるで音楽のようにリズム感のある操作を常に心がけましょう。急アクセル・急ブレーキ・急なギアチェンジなどは「遅い」上に「危険」であり、「美」しくありません。つまりスマートでないということです。
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④「ダラッとバイクに乗らない」


公道には危険がいっぱいです。横にいる車はこちらを認識していないかもしれません。急に車線変更で寄ってくるかもしれません(車の横を走るのは極力避け、車の斜め前、あるいはバックミラーに映る場所を意識して走行する。バイクは自分の存在を主張して走らねばなりません)。目の前の車には酔っぱらいが乗っているかもしれません(周りのドライバーを信用しない)。走行車線の道路の一部が陥没しているなんて場面に出くわすかもしれません。事故直後でガラスの破片やオイルが散乱している場面に出くわすかもしれません。はたまた目の前で事故が起きるかもしれません。そのときあなたは障害物を避けられますか?止まれますか?


バイクはバランスで乗るものです。バランスを崩せばバイクは当然コケます。ですが公道にはバランスを崩す要因がたっくさん潜んでいます。峠だとこの他に「水たまり」「道路を流れる川」「落ち葉」「苔」「落石」「マンホール」「橋の継ぎ目」「ラインオーバーしてくる対向車」など、市街地よりずっと危険度が上がります。こんな状況を50km/hで走っているのにあなたはバイクに「なんとなく」乗るのですか?
常に考えてください。予測してください。これがバイクという乗りものです。バカにバイクは乗れません
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⑤「コケるやつは峠を攻めるな」

これは僕の持論ですが、峠でコケる人に峠を攻める資格はありません。きれいにコーナーを攻めることができ、他人様に絶対に迷惑をかけない実力がある人のみ、峠を攻める資格があります。つまり峠を攻めるときは死ぬ気で攻めろ(失敗は許されない)ということです。僕は攻めるときはそれくらいの覚悟で峠を攻めますし、それくらいストイックなバイク観を持ってバイクに乗ってください。
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⑥「メットの値段は頭の値段」

頭だけはケチってはいけません。人間頭が逝ったらおしまいです。頭さえ無事であれば多くの場合なんとかなります。だからこそヘルメットはライダーの生命線。決してここを渋ってはいけません。スネル規格も通っていないようなロクなヘルメットしか買えないようなら、バイクに乗るべきではありません。バイクはリスキーな乗りものなのです。命よりバイクが大事、ではありません。バイクより命が大事に決まっています。
ヘルメットの寿命は3年。3年経ったら買い換えましょう。
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⑦「足廻りの前に安全に金をかける」

マフラーは社外品に換えているのに、足元見るとスニーカー・・・なんてライダーを最近よく見かけます。はっきりいって間違っています。マフラーを換える金があったらまずマシなウェア・ブーツでも買いましょう。マシンカスタムは二の次!これを肝に銘じてください。
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⑧「保険をケチらない」

万が一の事故を考えたとき、保険代をケチるのは論外です。対人・対物保証は無制限で契約しましょう。特に対人が無制限でないと、治ったくせに「腰・首が痛い」と言い出す輩が出てきた際に非常にヤバいことになります。保険に入っていれば、どんな事故であろうと基本的に「あとはよろしく」という感じで保険会社に丸投げできるので、ここも絶対にケチってはいけない部分です。
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⑨「自分のスキルを過信しない」


初心者問わずライダーの多くが陥りやすい妄信です。事故するのも大抵これが原因です。半年も乗ってれば人間の学習能力は高いのでバイクなんて簡単に扱えるようになります。ただ、そこで図に乗るな!「これくらい大丈夫だろう」、その安易な自信・過信・うぬぼれが命取りになります。バイクは一度バランスを崩せばあっという間に転倒する乗りもの。そしてあっけないほど簡単にバイクというものは壊れます。ぐしゃぐしゃになります。
事故を起こして後悔しないライダーはいません。常に真摯にバイクと向き合いましょう
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⑩「少しでも不安だったらブレーキをかける」


⑨と繋がりますが、事故を避ける方法は実にシンプルなものです。
「スピードを落とす」。下手なライダーほどこれができません。事故を起こさないライダーが一番うまい、この事実を忘れてはいけません。
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⑪「ブレーキは必ずリアからかける」


ブレーキングの際、フロントからブレーキをガツン!とかける人がいますが、フロントのバランスを崩しやすくおすすめはしません。必ずリア→フロントの順でブレーキをかける、これが鉄則です。


リアブレーキの制動力は大したことありませんが、リアはバイクのバランスを取る意味で非常に重要です。フロントタイヤがグリップを失ったらバイクは即転倒ですが、リアタイヤは滑ってもフロントがグリップしている限り案外修正が効くもの。リアブレーキを積極的に使っていきましょう。僕は「リアブレーキはバランス取り」だと周りに言っています。リアブレーキを「なめる(ひきずる・軽く当てる)ように」使うことによってバイクを安定させることが可能となるのです。
低速になればなるほどリアブレーキ。うまい人ほどリアブレーキを使いこなします。
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⑫「バイクは嫌われものだと思って運転する」



ツーリングに行くと前にノロノロ運転の軽トラが。明らかに遅いので追い越したいが、あいにく追い越し禁止車線。でも軽トラにまったく譲る気配はない・・・ツーリングあるあるです。この場合考えられることは2つあって、1つは「ドライバーに車線を譲るという感覚がそもそもない」場合と「ドライバーがバイクというものが嫌いな人種である」場合です。


バイクは車と違い、非常に弱い乗りものです。間違っても4輪に喧嘩を売る行為はやめましょう。車間をつめてパッシングする・後ろで蛇行運転するといった行為はもし車が「反撃」に出てきたときにどうしようもありません。急ブレーキをかけてきたり、幅寄せしてくる可能性が少なからずありますし、僕はそういった経験が過去数回あります。具体的な経験談としては、我慢してノロノロ運転している軽トラの後ろを走っていて、ちょうど信号で止まったのですり抜けで前に出ようと思ったら急に幅寄せをしてきたことがあります。そのときは激しい言い争いになり、ブーツで軽トラのドアをブチ蹴り抜き去るという暴挙を私もしてしまいました(若かった・・・)が、とにかくトラブルは避けるに限ります。どうしてもというときは「絶対に追いつかれない」覚悟で大胆に追い抜きましょう(無論、前後に白バイがいないか念入りに確認した上で)。
もし、道を譲ってくれるドライバーがいたら、必ずきちんとお礼をしましょう。左手で合図をするのもいいし、ハザードをつけるのもOKです。


「自分は嫌われものである」という意識を持ってバイクに乗ることは非常に重要です。世の中にはバイクが嫌いな人間というのも、確実に存在します。彼らに喧嘩を売ってはいけません。君子危うきに近寄らず、です。
また煽ってくる車(バイク)には素直に道を譲りましょう。スピードを出す車・バイクはあっという間に後ろに来ます。細かくミラーで後方確認するクセをつけましょう。
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⑬「すり抜けにこだわらない」



すり抜けはバイクにとって鬼門です。僕自身がすり抜けでは一度事故を起こしていますし、すり抜けは基本的に車が停車してからそろそろと行いましょう。前方の信号が赤になり前方車両がスピードを落としていきますが、僕は15キロ以下になるまですり抜けはしません。車がどんな動きをしようが止まれると判断するまではすり抜けをするべきではありません。昔、僕は幹線道路のすり抜け中にいきなり真横の車が左折してきて激突しました。理由はなんと「道に迷い、地図を見ようと思い路肩に停車するつもりだった」・・・案外そんなもんです。周りを信用しないことです。


また、すり抜けは基本的に左から。右からぬっと前に出られると車のドライバーは「ムカつく」からです。ただし、基本は事故を起こさないことが一番。左の幅が狭く明らかに右が空いている場合は右からいきましょう。無理して左を選択して事故になったら笑えません。僕は基本的に車を運転する際は右寄りにして左を空けてあげますが、最近の若いねーちゃんはそんなこと考えてくれません。


とにかく「嫌な予感」がしたらいさぎよく、キッパリとすり抜けはあきらめることです。特に大型は最初から「すり抜けなんてない、できたらラッキー」くらいの気持ちで運転しましょう(というか大型に乗ると悟りの境地に入るのですり抜けなんかほとんどどうでもよくなります。排気量から来る気持ちの余裕?)。すり抜けで前に出たってたかが知れているものです。事故ったら何時間も無駄になりますし、それまでの楽しい気持ちが一瞬にしてパーになってしまいますよ。
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⑭「バイクを愛しまくる」


これは、もう言葉そのままです。
バイクはしょせんモノです。金属の塊です。ただ、そこには魂が必ず宿ります。バイクを見ればどんなライダーなのかわかるといいますが、バイクをとにかく愛してください。何時でもピカピカにしてあげていてください。マシンはかならずあなたの想いに応えてくれます。バイクを彼女のように、息子のように、相棒のように愛でてください。
バイクはあなたをいろんな所へ連れて行ってくれる素晴らしいパートナー。バイクへの愛情が深ければ深いほど、日頃の運転のスタイルにもそれが出てくるはず。ただしあまりにバイク愛が強すぎると、私のようにまったく「モテなく」なってしまうので、特に女の子ができたときはバイクと一線の距離を置くことも大事でしょう。
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⑮「バイクを決して他人に貸さない!絶対に!!!」


最後になりますが、これは絶対にです。貸した時に限って何かが起こります。僕自身これで本ッッッッッッッッッッッ当に痛い目を見ました。相手は案外ケロッとしてるわ自分は鬱にはなるわで最悪です。
僕はあの黒歴史さえなければ今でもディバージョンに間違いなく乗り続けていました。今の僕なら「キッパリと」断る自信がありますが、最初は断りにくかったりするかもしれません。が、そこは勇気をもって断りましょう。泣きを見るのはあなた自身です。
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長くなってしまいましたが、この15カ条をしっかり友人の頭に叩きこんでから彼にはバイクに乗ってもらいます。





バイク(特にロードタイプ)はどうしても「ピリピリした緊張感・スリル」を味わうことがひとつの魅力となっていることは否定できません。僕自身、ニンジャと「イケるか、イケないか」というキワどい対話を楽しみながら峠を攻めることがときどきあります。ただ、コケたときには自分だけの問題にとどまらず、周りを巻き込み、そしてバイクという乗りもの自体が非難されることを自覚しなければなりません。事故の責任はバイクにはなく、全ては乗り手の責任なのです。





バイクに乗ることには確かに危険がつきまといます。でも、バイクは本当に楽しい。バイクはクルマにはない楽しさがあります。彼にはぜひ2輪の素晴らしさを知ってほしい。そしてあわよくば大型の世界に招待してあげたいですね(笑)。






【オマケ】
僕はライディングテクニックがずば抜けてうまいとは決して思いませんが、なんだかんだで16の時からずっと乗り続けて今年で7年目(1年半のブランクはありましたが)ですので、自分の中でひとつの答えというか、コツというものは掴んでいるつもりです。そこでバイクがうまくなるコツ・そしてバイクを倒さない(立ちゴケしない)コツをそれぞれ紹介しておこうと思います。少なくとも以下に記すコツはライティング向上のひとつのきっかけにはなるでしょう。




バイクは視線が命


バイクは見た方向に進みます。「自分はここにいくんだ」という明確な意思をもって、コーナーの出口をしっかりと見据えましょう。出口が見えたら、アクセルを開ける。それまではパーシャル(アクセルは一定)。顎を下げて上目遣いで、全体を俯瞰しましょう。小石や落ち葉、マンホールなどの障害物を発見したら、それを避けて通るルートを常に頭に描きながら、ラインを微修正していきます(峠はこの作業の繰り返しです)。常に先を先を見るのが重要です。目線が遠くにいっていないと障害物を発見するのがワンテンポ遅れる(発見した時はすぐ目の前に障害物が迫っている)ため急なアクションを取らざるを得なく、非常に危険です。


ラインが描けたらあとは自然に体をバイクに預けます。(+αで)イン側の脇をしめ、腕の力をスッと抜いてやる。さらにイケると判断したら頭もインに少しずらして(傾けて)やります。アウト側のステップを踏ん張って、腿をしっかりとタンクに密着させて車体をホールドしてやることでバンクが安定します。もちろん、突然の車両の飛び出しなどに備えてマージンを取る走りをすることはいわずもがな。スローイン・ファストアウトが安全の面からもおすすめですし、大型は立ち上がりのぐいぐい盛り上がってくる力強いトルクに酔いしれることができます。中型以下はオンやオフでまた乗り方もライン取りもいろいろと変わってくるのですが、一言で言うと個人的には中型オンの場合ファストイン・ファストアウト、オフやモタードモデルは結構後輪より前輪荷重でハンドルこじらせながら曲がるのが速い気がします。まぁ自分に合うスタイルは人それぞれですし、えらく長い話になってしまうので割愛。とにかく、コケないのが一番うまいライダーという認識を忘れないでください。


とにかくベースは視線です。視線移動がきちんとできればかなりライディングの質が変わってきます。
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低速では、バイクを倒さない


これを肝に銘じておけば、まず立ちゴケすることはなくなります。
低い速度であればあるほど、車体を垂直に保ち続けることが大切です。どこかの雑誌で「車体が垂直であればどんな重いバイクも指一本で支えられる!」と書いてあって「なるほど!」と思い、それを意識してからはまだ立ちゴケ0です。立ちゴケに悩んでいるライダーにはぜひこれを実践してほしい!大型の悩みが吹き飛びます。


そして、極低速域ではいつもよりさらに、操作を丁寧に行うことを心がけます。フロントをガツンとかけたり、といった行為は超NG。フロントよりもリアブレーキを多用します。リアブレーキをなめらせながらバイクを動かすのがポイントですが、これは乗っていけばいくほど「なめる」という意味が自然とわかってきます。
低速ではシートの前に座ることもひとつのポイント。そして、やっぱり視線ですね。
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